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2010年12月18日 (土)

『クロッシング』──現場を見てください>キャリア組の方

『クロッシング』原題:BROOKLYN'S FINEST 2009年
アントワーン・フークア監督

 リチャード・ギア、イーサン・ホーク、ドン・チードルといった、別個に主役を張ってもおかしくない俳優たちが、職業(刑事)は同じながら、ただすれ違うだけで、とりたてて絡むわけでもない個性のまったく違う男たちを演じる。彼らはそれぞれ、苦悩を背負っている。その苦悩にも一見、共通点はないように見える。

 ニューヨークの犯罪多発地帯、低所得者層の住まう街を舞台に、まったく夢も希望もない、しかしかなりリアルな生活が描かれる。なにかと高邁なお説を垂れる高級官僚、キャリア組は、こういう現場に一定期間勤務されてはどうか?

 いったい、「正義」などというものになんの意味があるというのだろう? それでも、3人の刑事は必死にそれぞれの正義を追求する──。ただ、それだけの映画だ。意味は見たものが考えなければならない。

 脇役も、さりげなく豪華である。ウェズリー・スナイプス、エレン・バーキン……。とくに、上級捜査官のエレン・バーキンはド迫力だ。犯罪多発地帯の魔力に、権力志向の女として拮抗している。最もコワい女優だ。

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