« 『インフェルノ』──シナリオの作り | トップページ | 『「考える力」をつける本』──ズレまくり »

2014年1月10日 (金)

ウンベルト・エーコ『歴史があとずさりするとき』──翻訳(リッカルド・アマデイ)もすばらしい!

『歴史があとずさりするとき』(ウンベルト・エーコ著、リッカルド・アマルデイ訳、2013年1月岩波書店刊)

 2013年の初頭に刊行された本書に集められたエッセイは、2000年から2005年のものと、少し古いが、目次を見ると、興味尽きない話題が満載である。ビン・ラディン、ダン・ブラウンなど、話題の人物についての言及もあって、しかもそれがまったく古さを感じさせない。よくあるジャーナリズムの本のように、話題性だけで底が浅いということもない。何度でも読める本質的な洞察に満ちている。しかも、今回、訳がとてもよいように思う。というのも、訳者の名前と経歴を見れば、イタリア人ではないかと思われる。最近Facebookなどでも日本語の達者なイタリア人はまま見られるが、本書の訳者は、まさに達意の日本語。エーコの思想がびんびん伝わってくる。

|

« 『インフェルノ』──シナリオの作り | トップページ | 『「考える力」をつける本』──ズレまくり »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ウンベルト・エーコ『歴史があとずさりするとき』──翻訳(リッカルド・アマデイ)もすばらしい!:

« 『インフェルノ』──シナリオの作り | トップページ | 『「考える力」をつける本』──ズレまくり »