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2015年3月

2015年3月28日 (土)

最近の夜音楽

昼間はクラシックだけど、夜は、ジャズで、同じ空間の雰囲気を変えている。狭い部屋を有効活用……というか、コタツ周辺から動かないだけ、とか……(笑)。
 最近は、(なぜか)ウィントン・マルサリスになっている。とくに、『The Majesty of the blues』。ジャケットはマチス。
夜音楽
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2015年3月13日 (金)

『去年マリエンバードで』──本作を見ずしてレネを語るなかれ!(★★★★★)

(何十年も前、東京のどこかの映画館。岩波ホールあたりか……。最近、ブログ友との間で、レネが話題になったのと、「最終作」(?)が、あまりに俗っぽいので(笑)、急遽レビュー)

『去年マリエンバードで』(アラン・レネ監督、1960年、原題『L' ANNEE DERNIERE A MARIENBAD/L' ANNO SCORSO A MARIENBAD/LAST YEAR AT MARIENBAD/LAST YEAR IN MARIENBAD』)

 なんといっても、アラン・レネの原点であり、頂点である。アンチロマンの作家、アラン・ロブ・グリエ脚本。「アンチ」という言葉が意味を持っていた時代の映画。華麗なる記憶の迷宮。繰り返されるセリフ。微妙に異なる幾何学的な庭園。ミュンヘンのいくつかの城でロケされたという。デルフィーヌ・セーリグの前衛的な髪型。姦通のハナシかもしれないが、物語は直線的に語られない。四本の異なる脚本が用意され、ある規則によって繋げられた「完璧な」作品。何十年も前に、私が見た時も、すでに「リバイバル」だった。しかし、映像は今でも頭の中に鮮明に残っている。いま、こんな映画を作り出すことは非常に難しい。その後、官能のイマージュは、『ヒロシマ・モナムール』へと繋げられたが、もはや、そこには、「俗」が忍び込んでいた──。

 本作こそ、Deleuzeの、『L'image-mouvement』『L'image-temps』に拮抗しうる作品である。

(写真は、ヴェルサイユ宮殿です(笑))。

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2015年3月12日 (木)

Yahoo!ニュースのメディア選択肢

産経新聞はこのところ、偏り方が激しい。べつに、右傾化新聞があっても、いいが、それは、「意見」として載せるべきで、「一般記事」のように扱うべきではないだろう。 メルケル首相の、「過去と向かい合う必要がある」とした意見を、「ナチと日本を同一化」という「一般記事」にしたてたこともそうだが、今日は、大阪の教育長辞任に関して、橋下市長が、「反省は必要だが、べつに辞める必要ない」などという「考え」を、堂々と「一般的な記事」のように載せている。一般記事というのは、「××で、地震が起こった」という、普遍的できごとを差す。また、社説は、社説として、「意見」扱いにすべき内容のものもあり、産経はそれを、故意にか、どうか混同させている。こうなったら、一般紙とは言えず、ある思想団体の新聞の様相を呈するので、一般的記事を求めている読者には向かない。こういう新聞の記事を、「今日のニュース」として、メディアの欄に並べるなら、聖教新聞、赤旗からもとりあげたらどうか?


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150312-00000503-san-soci


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2015年3月 8日 (日)

『妻への家路』──やっぱり、チャン・イーモウなのか(★★★★★)

『妻への家路』(チャン・イーモウ監督、2014年、原題『歸来/COMING HOME』

 ひさびさのチャン・イーモウ+コン・リー。「世界中が涙」とパンフにあったが、な、泣けない……。確かに映像もすばらしく、コン・リーの演技もすばらしく……であるが、なぜだろう? すでにテーマが時代遅れのせいもある。確かに、文化大革命の残した傷跡というのは、あるだろう。しかし、今の中国はいったいどうなっているのか? 歴史を描くとしても、今の中国人の視点から見た歴史でなければならない。文革の放下より帰還という映画は、ほかにもあったように思う。それらと比べて、とりわけ抜きんでているわけではないと思った。ただ、さすがに、物語を紋切り型に収めず、妻の記憶は戻らず、「知人」として彼女が「夫」を迎えに、毎月「5日」に駅へ行くのに寄り添い続ける夫は、もしかして、自分自身の帰還さえ待っているのかもしれないということを考えさせた。そういう意味では、やはり、チャン・イーモウなのか。音楽は、かなり洗練されている。

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2015年3月 7日 (土)

昨日のランチ

昨日のランチ。

 

ベーコンエッグ(しいたけ、アスパラガス、プチトマト添え)、

サーモンとキャベツ、レタスのサラダ、

リンゴ入りぱん、

果物(いちご、バナナ)、

ピーチジュース、

ヨーグルト(ラズベリー+ブルーベリージャム添え)

、コーヒー(スタバのハウスブレンド)。

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2015年3月 5日 (木)

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』──一流のB級グルメ、バンザイ!(★★★★)

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』(ジョン・ファヴロー監督、2014年)

 実際私は、主演のシェフ役のデブに関して全然知識がなかった。なので、なんであんなデブが、元妻と職場の友人と、どちらもお色気むんむんの美女(前者、『ジゴロ・イン・ニューヨーク』で、シャロン・ストーンのレズ相手を演じた、ソフィ・ベルガラ、後者、黒髪にしたスカーレット・ヨハンソン)にもてるんのだろう? と思っていたら、『アイアンマン』の監督(ジョン・ファヴロー)でしたか。それで、ロバート・ダウニー・Jrも、短いながら、なかなかおもしろい役で出ていた。さらには、ダスティン・ホフマンまで。

 料理ものは、たいてい、レストランの経営者とシェフがうまくいかなくて……となるが、本品もお約束通り。ストーリーはわりあい紋切り型。しかし、キューバン・ミュージック、キューバン・サンドイッチなどなど、センスが抜群なのである。ネットやTwitterの世界もビジュアルで取り入れて、アメリカの子どもの世界はこんなんだろうという感じ。そうそう肝心の料理。それがうまそ〜なので、思わず帰ってすぐに、ハム、チーズ入りホットサンドを作ってしまったしだいである。監督、脚本が、主演なので何とも言えないが、これで主役がもう少しいい男ならさらによかったんだけど……と、考えるのは私一人か(笑)。

 一流のB級グルメ、バンザイ!ってとこか。名前だけの高級レストランで喜んでいる「あなた」にこそ、見てもらいたい映画である。

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2015年3月 3日 (火)

わん太の雛祭り

わん太(♀)のためのお雛さま。
 草の戸も住替(すみかは)る代ぞ雛の家  芭蕉
 うら店やたんすの上の雛祭  几董
 愛犬の息災祈り雛祭り  山下
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2015年3月 2日 (月)

『さらば、愛の言葉よ』──さらば、ゴダール(★★★+★)

『さらば、愛の言葉よ』(ジャン=リュック・ゴダール監督、2014年、原題『ADIEU AU LANGAGE』、69分)

ずっと「女」と「男」なのである。ずっと「路上」なのである。ずっと「さまよっている」のである。そして、背景は、ずっと「工場」(今回は「ガス工場」)なのである。ずっと「労働者」であり、ずっと「赤」すなわち、「共産党員」なのである。ただし、中国共産党幹部たちのほとんどは、マルクスなど全然読んでないそうである。

 「そこへ」、3Dである。『アバター』より有意義そうな3Dであるが、私が見たのは、2Dでしか上映しない映画館だった。水の中を木の葉が流れていくシーンが美しい。あんなにも混じりっけなしに、水とその浮遊物を撮れる監督はほかにいないだろう。そして、画面は、常に、「斜め」になっている。iPhoneの画面に映された、なんとかいう哲学者(?)の画面が水色で美しい。こんなにも、「スマホ」の画面を美しく撮れる監督はほかにいないだろう。毎度の夥しい引用の数々。こんなにも教養のある監督はほかにいないだろう。そして、わんこ。パルム・ドッグ賞を取ったとかいう、ゴダールとパートナーの愛犬、ロクシー(♂)は、自然な演技。しかし、うちのわんこ、わん太の方が、もっとうまく演じられるだろう(笑)。

 相変わらず意欲的なゴダール。「常に処女作を作る」と公言しているそうである。ああそうですか。自分は90分の作家と言っていたゴダールであるが、さすがに今回、90分を大きく切る、69分。まあ、こんな映画は短いにこしたことはないけど(笑)。あえて、今回、「アデュー、ゴダール(Adieu Godard)」と言っておこう。星一つは、餞別(笑)。

Adieulan

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