音楽

2015年2月16日 (月)

ダイアナ・クラール、ニューアルバム『wallflower』──ジャズとは脱構築である。

ダイアナが子ども時代に親しんだ曲を選んでいる。リンダ・ロンシュタットへのオマージュ、『desperado』(リンダと聴き比べた)や、マイケル・ブーブレとのデュエット、『alone again』や、ブライアン・アダムスとのデュエット『feel like home』や、表題作、ボブ・ディランの『wallflower』、ポール・マッカートニーに頼み込んだ、『if i take you home tonight』など、珠玉といっていい作品群で、聴くほどにスルメのように味が出てくる。

 これらの選曲から、「ジャズを期待していたのに、ポピュラーソングとは……」と、怒る人々を国内外問わず、ネットで目にした。しかし、ダイアナの真骨頂は、これらをジャズにしているところである。ジャズとは、アレンジであり、スタイルであり、脱構築なのである。それを、ダイアナほど、体現しているミュージシャンはいない。

 アルバムの写真も、声も、まったく媚びていない、辛口が気持ちいい。
 そして、本アルバムの白眉は、なんといっても、最初に入っている、パパス&ママスの、『california dreamin'』である。「グレイの空の下、教会に入りひざまずき、祈るふりをして……カリフォルニアを夢見る……』、まるで、この曲のために、発売を、冬の季節にしたかのようである。グレイの空の下……、わんこの散歩時に、これを聴き、かつ、「いっしょに歌いながら(笑)」、カリフォルニアを夢見るのである……。パパス&ママスより、さらにスローに歌い出す、一節太郎(誰それ(笑)?)のようないぶし銀の声が、しだいにドラマチックに高まっていくのは、感動モノである。

「残雪やカリフォルニアを夢に見る 山下」

(って、なんの芸もない句ですが(笑))

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2014年8月18日 (月)

『マック・ザ・ナイフ』聴き比べ

ミコちゃんの『マック・ザ・ナイフ』すばらしー!

ブレヒトの劇『三文オペラ』の劇中歌から生まれたポピュラーソング、『Mac the knife』の、以下、ワタシ的ベスト8。

この8人を、iPodで聴き比べ。

"Oh, the shark, has, pretty teeth, dear...." この歌い出しをどう歌い出すか……。1はぞくぞくする。これに近いのが、ミコちゃんこと、弘田三枝子である。

1、マイケル・ブーブレ(なんたって新しい! ノリの軽さは21世紀的)

2、ケヴィン・スペイシー(主演、脚本、監督、制作、一人四ヤクで、ボビー・ダーリンの生涯映画化、歌い方もそっくりだが、本人より本人らしい)

3、ボビー・ダーリン(いかにも、ある時代を象徴)

4、シナトラ(いかにもマフィアっぽい(笑))

5、弘田三枝子(発音、リズム感、ネイティブに引けをとらない)

6、堺正章+クレイジー・ケン(堺、声ががらがらなれど、歌うまし)

7ルイ・アームストロング(歌だけ独立版としては、オリジナルの歌手)

8エラ・フィッツジェラルド(毎度クリアな英語)

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2014年8月 8日 (金)

Cry me a river...

"Cry me a river"……「私はあなたを思って川みたいに泣いたわ……」。

デクスター・ゴードンのテナー・サックス、ジュリー・ロンドン(甘い)、スーザン・ボイル(慟哭)、エラ・フィッツ・ジェラルド(英語発音くっきり)、ダイアナ・クラール(知的にアレンジ)、そして、男のマイケル・ブーブレ(演出が華麗すぎ)を、iPodで聴き比べたりするが、やはり好みは、ダイアナ・クラールである。彼女の歌には、大いにインスパイアされる。

彼女は、ナット・キング・コールに私淑していたが、同じ曲を、クラールとコールで聴き比べすると、彼女の「崩し」具合がわかる。

ピアノの弾き語りスタイルはコールのものだったが、スターになるとコールは、ピアノをやめ、歌一本で行くようになった。クラールは、ピアノ弾き語りをやめていない。そこが彼女のスタイルであり、「師」を超えた道でもあった。

Dexter Godon (tenor saxophone ), Julie London(sweet), Susan Boyle (a wail),

Ella Fitzgerald (clear English), Diana Krall(intellectual), and Michael Buble (dramatic)...I listen to them for comparison with iPod.

But I like Diana Krall best. Because she inspire me a lot.

http://youtu.be/S4hPii_RVHE

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